脳梗塞のチェック―早期発見の鍵は「FAST」
2014/05/19更新
脳梗塞をチェックする方法を紹介します。
突然、「箸が使えない」「言葉を上手く喋れない」など日常動作ができなくなり、これは脳梗塞かも?と感じたら、以下の方法で「顔・腕・言葉」をチェックしてみましょう。
顔のチェック
口を「イー」とやってみる。顔が歪んでいる→脳梗塞の可能性あり。
※左右同程度に開かないようなら脳梗塞による麻痺の可能性があります。
※日頃から障害がある場合は、その限りではありません。
腕のチェック
手のひらを上に向けて、腕を前に伸ばしてください。そして、目をつぶってください。片腕が下がる→脳梗塞の可能性あり。
※それ以前に片腕が上がらないようなら脳梗塞による麻痺である可能性が高いです。
※日頃から障害がある場合は、その限りではありません。
言葉のチェック
「今日は天気がよい」とハッキリ言ってみる。ハッキリ言えない→脳梗塞の可能性あり。
※日頃から障害がある場合は、その限りではありません。
「顔・腕・言葉」のうち一つでもあてはまれば、脳梗塞や脳出血といった脳卒中である可能性は70%といわれています。
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「顔・腕・言葉」で行うこのようなチェックをFASTといいます。顔(FACE)の麻痺の確認、腕(ARM)の麻痺の確認、言葉(SPEECH)の麻痺の確認、そしてこの3つの確認を行いどれかが該当していたら、すぐに(TIME)に救急車を呼ぶというものです。
脳梗塞のチェックにはFAST、これを知っておくことが早期発見の大切なポイントになります。